世界最北端の茶樹

世界最北端の茶樹

北海道西部北緯43度15分、日本海側積丹半島の古平町に、禅源寺があります。 お寺の正門の中庭に、お茶の樹があることが、あまり知らていません。


明治43年に秋田岳転さんが禅源寺の住職として、愛知県から渡ってきたときに、茶の苗を持って来て、植えたのが始まりです。
お寺の門を入って、右側の庭園に、ひっそりと植えられています。

 

1998年に茶の樹を植え替えして移したのが悪かったようで、その後枯れる寸前までになりましたが、越冬するたびに少しずつ生き返ってきました。

2018.9.23
禅源寺を訪問してきました。
住職様が直接お迎えしていただき、お茶の樹のあるところまでご案内していただきまして、見てきました。
冬には2メートル程度の雪に覆われて、その重みの為か、幹が押しつぶされたようになっていましたが、 見事に生き生きと逞しく育っていました。
厳冬の中で、逞しく育つこと100年以上、貴重な遺産ですね。

今後も元気に育ってほしいものです。

前のページ