宇治製茶株式会社

まず、お茶の種類から選びます。
お茶の種類によって味、香り、水色など特徴が分かってきます。
日本で製造されるお茶は、緑茶、ウーロン茶、紅茶です。
その中で70%は緑茶です。緑茶の内訳は、煎茶、玉露、抹茶、玄米茶、ほうじ茶などです。
宇治製茶株式会社

煎茶・・八十八夜に収穫される一番茶、夏に収穫される二番茶、 秋に収穫される三番茶があります。
玉露・・6月ころ収穫される2週間程度前に覆いをかけて直射日光を 当てないで作られたお茶。
抹茶・・玉露の製法で収穫された茶葉を石臼などで挽いて微粉末したお茶。
玄米茶・・煎茶や番茶に焙煎した玄米をブレンドしたお茶。香ばしさが特徴。
ほうじ茶・・煎茶や番茶を高温で焙煎しおたお茶。香ばしさが特徴。

味 Tasty


味には、
①甘味
②苦味
③渋味
④塩味
⑤酸味
⑥辛味
などありますが
お茶の味は、主に
①甘味
②苦味
③渋味
があります。

① 甘味はティアニン・苦味はカテキン・渋味はタンニンです。
② 甘味のお茶・・・玉露、高級煎茶などが該当します。
③ 苦味のお茶・・・3番茶4番茶など夏場に日光をたっぷり吸収したお茶です。番茶がここに該当します。

香り flavor


お茶の香りには主に、①緑の香り②焙煎する香り③萎凋(いちょう)の香りに分けられます。

① 緑茶の香りは、青葉アルコールの成分で一番茶新茶高めのお茶に多く含まれています。
ただ青葉アルコールは揮発性が高いので、新鮮なお茶のときが一番です。

② 焙煎の香りは緑茶を高温で焙煎したときの香ばしい香りで、ほうじ茶がここに含まれます。

③ 萎凋の香りは今話題となっている香りです。
萎凋とは、積んだ生葉をすぐ蒸さないで、一日そのまま保存しておきます。
一日経過することで微発酵が始まり、ウーロン茶のようなフルーティーな香りが生まれます。
最近各地の生産農家で作られ始めています。

お茶を抽出するときの茶器によって選びます。

①急須を使って淹れる 急須は古来からの茶器で、利点が多くあります。
  味香りを十分に抽出することがうまくできます。お茶を淹れるまでのゆったりとした時間を楽しむことができます。
  美味しく抽出するために茶葉の量とお湯の温度、抽出時間がお茶によって 違うので難しいと思いがちです。
  ですがそこがお茶の奥深さであり、ずーと続ける価値のある方法かと思います。

➁ティーパックで作る 1人一杯、簡単に早く作るには一人用ティーパックがおススメです。
  マイボトルや貯蔵ボトルに入れて、保存すると急須で抽出するより量が多く出来上がり簡単で便利さがあります。

宇治製茶株式会社

時間帯



朝・・目覚めをスッキリしたいときには、渋めのお茶がおススメ。
霧の舞 峰の光
昼・・昼の時間帯にゆったりと飲むキリッとスタートできます。
夜・・仕事の疲れを癒すのに、甘めとお茶がおススメ

玉しずく鹿児島深蒸し茶

スイーツ



ケーキ・・生クリームとバターを使った味の濃いスイーツには、
     すっきりした煎茶・茎煎茶・ ほうじ茶がおススメ
煎餅・・・香ばしい煎餅などに、香ばしいほうじ茶・玄米茶がぴったりです。
羊羹・・・濃厚な羊羹には渋めの煎茶が調和します。
饅頭・求肥・・・ゆっくり点てた抹茶でゆったり時間をお楽しみください。

場所



アウトドア・・マイボトルにティーパックのお茶を淹れて携帯がおススメです。
フリフリ水出し茶は漬けておいても渋くならないので一日中楽しめます。
パーティー・・趣向を変えた日本茶でのお茶パーティーは楽しいものです。
産地別のお茶を飲み比べながらの会などで盛り上げては?